【SMシングル】ヨノワール始動イーブイバトン【S2使用構築】
こんにちはBegoniaです。
シーズン1は1600台半ばをうろうろしている間に終わってしまい、シーズン2バンク解禁後も、スタンパを使っていてもまるで勝てず1400台に突入してメンヘラレリセしたりと7世代シングルに四苦八苦しており、SDでいろいろと試していたのですがSDはSDで1300~1400で低迷する有様で頭を悩ませていました。
そんなある時、SDで一風変わったイーブイバトンパと出会い、その試合には辛くも勝利できたのですが、発想が面白いと感じ自分でも使ってみることにしました。
それがこのヨノワール始動イーブイバトンです。選出されたポケモン以外の相手のパーティを忘れてしまったので、そこは自分でメンバーを入れ替えつつ戦っていきました。
というわけで、今回使用したパーティはこちら。
もっとビビッドなカラーが欲しい。
【個別紹介】
ヨノワール@メンタルハーブ
生意気 お見通し
152(252)-x-175(156)-x-184(100)-45
HB:特化バシャのZフレドラ耐え
HD:特化テテフのサイコフィールド下眼鏡サイコキネシス耐え
S:最遅
耐久指数でいえば輝石サマヨールの方が上だが、1発は耐える耐久とトリルと置き土産の両立、挑発を凌いでトリルを決められる、というかそもそも挑発されにくいなど込みで考えた時にトリル→置き土産の決めやすさで見るとヨノワールが適しているのだと思う、たぶん。SDの対戦相手に聞きたい。初手にトリルを張り、挑発で相手の妨害を封じて置き土産までできるのが理想。そこまで悠長にできないならとりあえず置き土産だけでもする。耐久はわりと雑に振ったが、とりあえず初手で落とされることは少ないくらいの耐久値はある。初手催眠による展開阻止がかなり辛いのでラムを持たせるのも一考だが、1/3の確率の最速起きによるリカバリーの可能性がある催眠に対して、ナイトヘッド以外の選択肢がなくなってしまう挑発の方がリスクが大きいと考えメンタルハーブを持たせることとなった。結果的に表選出、裏選出ともに起動役として機能させるに至り、選出率はぶっちぎりでトップだった。
ちなみにHD特化してもサイコフィールド下のテテフのZサイキネは確定耐えにならないので、エスパーZをお見通しした瞬間負けを覚悟しなけらばならない。テテフのZサイキネ強すぎない?
臆病 危険予知
161(244)-x-79(68)-66(4)-91(44)-103(148)
S:2段階上昇で準速フェローチェ+3、最速135族抜き
(変更)
生意気 危険予知
161(244)-x-82(92)-65-117(172)-54 ※最遅個体
とっておき/バトンタッチ/身代わり/アシストパワー
バトンを決められたら勝ち、決まらなければ負けという勝敗のすべてを担わされるポケモン。ナマコブシと違って選出段階からバトンが見え見えなのでバトン対策がイーブイめがけて飛んできがち。挑発、吠えるを回避するためのヨノワールの挑発、エーフィのマジックミラーなのだが、負けるときはどうしようもなく負ける。バトンパの宿命ではあるが、そこは割り切る他ない。
途中まで臆病個体を使っていたのだが、トリル中にブーストするとS関係が逆転して結局被弾回数が増えてしまうことに気が付き、ブースト後もトリル下でなるべく先手で動けるように最遅個体を採用し、それに伴って耐久も上がった。一応、2段階上昇でテテフやボルトのZ気合玉も耐えられるようになった。というかトリル下で先手バトンすればエーフィが半減で受けられるようになった。なお、最遅でもブースト後の実数値が108とかなり微妙なライン(4振りFCロトム抜きという激戦区)に来るので、Sにあまり割いていないレヒレにトリル下で挑発をもらうことがあるので注意。
ナインエボルブーストのムービー中はダメージ計算しながら身代わりが張れるかとか調べておくと時間を有効に使えるぞ!
エーフィ@食べ残し
控え目 マジックミラー
171(244)-x-102(172)-166(4)-116(4)-141(84)
C:H振りメガハッサム高乱数一発(81.3%)、無振りメガメタグロス確定2発
S:準速ドリュウズ抜き
アシストパワー/マジカルシャイン/身代わり/朝の陽ざし
超火力&吠えられないバトンエース。6世代バトンエーフィは火力の補強のために瞑想を入れる型が多かったが、イーブイバトンなら一気に10段階能力が上昇し、Cも2段階上昇しており、H振りメガハッサムをアシパで高乱数1発で持って行けるくらいの火力が出るため火力は十分と考え、Z技や一撃必殺回避のための身代わりを搭載。ガルドやミミッキュを重く見るならカシブの実を持たせて瞑想に替えても良さげ(H振りガルドはバトン後1瞑想で確定1発)。当初Sは準速グドラ抜きくらいにとどめていたが、バンドリと何度か当たったので、意地ドリュウズを抜けるように伸ばした。
メガメタグロスと撃ち合って勝てるくらいには強い。ナマコバトンでD1段階上がったハピナスを乱数2発で落とした(2発目ミリ耐えされた)。
ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り 肝っ玉→親子愛
メガ後 211(244)-176(116)-132(92)-x-121(4)-127(52)
HB:A2段階上昇パルシェンの氷柱張り5発耐え
S:岩石封じ後1舞最速メガボーマンダ抜き
恩返し/岩雪崩/地震/岩石封じ
7世代になってあからさまなガルーラ対策(ゴツメ持ち等)が減り、Z技などの等倍ごり押しで対応するパーティが増えてきたことから、逆にバトンが決まればかなり動きやすくなった。ルカリオやバシャーモなどイーブイ→ガルーラどちらにも通るポケモンがいなければ出しやすい(が、エーフィの方がもっと出しやすかったりする)。ミミッキュ入りにはガルーラに繋ぐ方が安心感は増す。岩雪崩で化けの皮を剥がしつつ怯ませたらおいしい。鋼の需要が高い環境なので、炎のパンチかドレインパンチを入れてもいいかもしれない。
単騎選出するケースも想定してS1で結果を残した調整を拝借した。が、表選出でも裏選出でもあまり出番がなかった。フィラの実テッカグヤを5連続で怯ませて追い詰めた(が、負けた)。
ミミッキュ@気合の襷
意地っ張り 化けの皮
130-156(252)-114(108)-x-125-135(148)
じゃれつく/鬼火/トリックルーム/呪い
裏選出用。S1で結果を残したミミドサイのミミの方。2回行動保証がかかるので後出しからトリルを展開できるのが強すぎる。
トリル下でマンダに鬼火を外すのディスアドすぎる。
ドサイドン@岩Z
勇敢 ハードロック
221(244)-211(252)-150-x-77(12)-40 ※最遅個体
ロックブラスト/地震/岩石砲/剣の舞
裏選出用。S1で結果を残したミミドサイのドサイの方。トリルのお膳立てをもらって相手を倒してもらう。受けだしてきたテッカグヤをZ岩石砲でぶち抜いたときは我が目を疑った。
トリルドサイドンが露骨に刺さっているパーティにバトン選出するかトリルドサイ選出をするかすごく迷った。
【選出・立ち回り】
よほどのことがない限りヨノワール+イーブイ@1で選出。@1にはエーフィ、ガルーラのうち刺さりそうな方を選択。こちらもよほどのことがない限りエーフィを選出します。ミミッキュやアローラベトベトン、鋼が2枚以上入っているなどエーフィが出しにくければガルーラの選出を考えます。
初手の選択肢はトリルor置き土産の2択。相手がイーブイよりも速いと判断すればトリル(→挑発)→置き土産、イーブイよりも遅ければ(挑発→)置き土産からイーブイを出し、身代わりorエボルブーストで展開。トリルターンとイーブイの体力を管理しながらバトンを繋ぎ、エーフィですべてを薙ぎ払う。置き土産+エボルブーストでイーブイの実質耐久は4倍となり、よほどの高火力か急所でない限りは耐えてバトンを繋ぐことが可能となります。
イーブイの個体変更に伴い立ち回りも変更しました。イーブイを最遅にすることで、ヨノワールの初手はトリックルーム一択となり、置き土産+先手ブーストにより相手の攻撃を一発耐えた上で、トリル下先手バトンでエーフィに繋ぎます。急所を考慮するとイーブイが被弾するよりもエーフィが被弾した方が耐える可能性は高いので、とにかくイーブイが被弾しないことを優先します。
相手の挑発はなんとか回避できることもありますが、黒い霧だけはどう頑張っても防げないので、黒い霧を使いそうなポケモン(主にドヒドイデ、ミロカロス)が見えたらバトン選出するべきかよく考えないといけないです。まぁ裏選出してもドヒドイデ入りには勝てなかったりするのですが。
どうしてもバトン選出ができないと判断した場合はガルーラorヨノワール+ミミッキュ+ドサイドン。ガルーラで1匹処理してからミミドサイで制圧するか、トリルを2回展開してドサイドンを強引に動かすかのどちらかで戦います。
【雑感】
最高レートは1918でした(最終レートは1856)。もう少し頑張れた気もするし、どうあがいても無理なポケモンが何匹もいるのでパーティの改良が必要な気もします。表選出は結構納得のいく出来なのですが、裏選出が煮詰め切れなかったのが残念です。ただ、XY最高1700ちょい、ORAS最高1800ちょいだった僕が始めて1900を突破できたのは間違いなくイーブイのおかげなので、イーブイには感謝しかありません。いつか2000を突破したいですね。一応1900突破時の画像載せておきます。
分かっていても止められないイーブイバトンというのを目指してカスタマイズしてきました。極力事故をなくすような構成になっていると自負しています。それでも負けるときは負けるし、大抵は急所落ちか降参なので結構惨めな気持ちにはなりますが、逆にナットハッサムドランガルドカグヤグロスといった鋼勢を超火力で押し切り降参を貰うこともしばしばなので、快勝か惨敗のどちらかになる大味なパーティになっています。壁張りや追い風エルフーンが読まれ過ぎて辛いという人は一度試してみてはいかがでしょうか。
(参考)
ええ…(困惑)
シーズン3は次のパーティが完成するまではこのパーティを練り直しながらもう少し使っていきたいと思っています。が、シーズン3から解禁されるメガクチートに弱いのでそのまま流用というのは厳しそうです。イーブイバトン自体も環境に刺さっているわけではないと感じるので(むしろいろんなところから挑発が飛んできます)、裏選出をもっと強化していきたいですね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。